不妊治療について

BLOGをご覧いただきありがとうございます!

今回の内容は私の不妊治療体験談になり、流産のことなども書いています。

2022年に双子の娘たちを出産後、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)となりました。
娘たちを妊娠前は特にPCOSの診断をされたことがなく、生理不順もありませんでした。

出産後の1ヵ月検診でもうすぐ生理が来ると思うと言われてから、数カ月たっても生理が来ず
自宅近くのおじいちゃん先生のもとに最初は通いました。

今思うと、素直に娘たちを最初のころ見ていてくれた総合病院に行っておけばよかったなと後悔。
娘たちを妊娠してた時のことを思い出すのが辛く、違う病院に通っていました。

おじいちゃん先生は、あまりちゃんと体の状態を教えてくれず、ただ生理を起こす薬を出してくれるだけでした。その当時唯一救いだったのが、帝王切開でも半年後から妊活していいよと言ってくれたのが、前を少しむけるきっかけとなりました。

娘達とのお別れ後は何を生きる原動力にしたらいいかがわからずでしたが、必ずまた妊娠出産して娘達に会う。という思いだけで当時は生きていました。今もそれは変わりません。

主人も私も次またベビが来てくれることを生きる活力として、過ごしています。

結局おじいちゃん先生のもとでは、毎周期生理をおこすだけ。早く赤ちゃんが欲しかったので、総合病院に行きました。娘たちを妊娠中見ていただいていた先生の顔をみたら号泣したのを覚えています。

総合病院に通いだしたのが2023年1月。

最初はクロミッドという排卵誘発剤を飲んでましたが、全然効かず。悔しくて悲しくて、たくさん検索しました。

調べていくとクロミッドでは効かない人は、フェマーラ(通常乳癌の治療で用いられる)とクロミッドの併用が良いと。すぐに先生に、試してみたいと伝え、実際に飲んでみることに。

そしたらしっかり卵胞が育ってくれ、HCG注射で排卵。フェマーラとクロミッドを併用した周期に、化学流産となりましたが妊娠出来ました。

そこからその方法で卵胞を育て、HCG注射で排卵のルーティーンで妊活をしています。

2023年の7月に再度妊娠。その時は2つ卵胞が育ってくれて、妊娠の確率が少し高くなったことで妊娠に至りました。(思っていたタイミングの日が取れず泣いたりしましたが)

2つ同時に排卵していたわけではなく少し時間差で排卵したため、成長が少し遅く、最初はなかなか胎嚢が見えず子宮外妊娠の可能性もありました。ですが、毎週の検診で胎嚢確認⇒心拍確認①⇒心拍確認②までいき母子手帳発行。

ですが、心拍確認③の11週のタイミングで、9週の稽留流産と診断されお別れしました。
赤ちゃんの染色体検査をするかどうか悩みましたが、今回はしないことに決めました。

流産手術後の妊活は、1ヵ月後にまた生理をおこす薬を飲み、生理が来たら排卵誘発剤を飲み排卵時にHCG注射というルーティンをまたしています。(ちなみに今月からフェマーラを少し増やしてみてます)

ここからは遺伝性の病気のおはなしをします。
私と主人は遺伝性の病気の保因者です。娘たちが亡くなった原因(他にも原因がないか検査中)でもあると言われている、シトリン欠損症。

「シトリン欠損症」とは、身体の中(主に肝臓)で、「シトリン」という輸送体タンパク質を上手に作ることができない(欠損する)病気です。
出展元:https://www.nanbyou.or.jp/entry/5434

日本では65人に1人が保因者と言われています。
私たち夫婦は保因者なので発症はしていませんが、子供に25%の確率で遺伝します。

本来は亡くなる病気ではないので、私たちはまた子供が欲しいと思い妊活を再開しています。

遺伝性の病気の保因者である私は本来であれば不妊治療はタイミング法ではなく、体外受精や顕微授精を行い着床前診断を行うのが良いのですが、なかなか踏み出せずにいます。

もちろん金銭的な部分もそうですし、自分の精神的負担、仕事への影響等も考え現状はタイミング法のみを行っています。

タイミング法はまだ色々な負担が少ない方だと思います。それでも、排卵時期はピリピリしたりしてしまい、なかなか夫婦関係がぎくしゃくしたときもありました。赤ちゃんが来やすい環境を作るにはいつもハッピーでいなきゃ、と思っていますがなかなかできない時も。

不妊治療の精神的負担、すごく大きいと思います。

そして不妊治療をしているというのをなかなか言いづらいこの環境、世の中もあまりよくないと思っています。不妊治療って、赤ちゃんが来てくれるために頑張っている事なのになぜかネガティブにとらわれがち。頑張って努力をしているんだからもっと明るい話題でもいいのになと思います。

職場でもなかなか言いづらく、辛い思いをしている方もたくさんいると思います。
不妊治療は通院が多く、急なお休みが必要になることも。

もっともっと不妊治療を応援できる周りの環境が整えばいいのにな。

BECAMEでは今後在宅ワークを中心とした就労支援を行いますが、天使ママ・パパだけではなく不妊治療を頑張っている方々も対象となります。

そして医療ケアが必要なお子さんがいるママさん、パパさんも。

少しでも頑張っている人が生きやすい世界になるよう。BECAMEでもできる事をしていきます。

長くなりましたがご覧いただきありがとうございました!

最近の記事

PAGE TOP